コロナに負けるな!第3回ZOOMで中皮腫患者インタビュー

2020年5月
中皮腫サポートキャラバン隊
ゲスト:藤原妙子さん、田中奏実さん
インタビュアー:右田孝雄(共同代表)

新型コロナウィルスの影響で日本全国「緊急事態宣言」が出されて、外出の自粛、3密の回避など日々の仕事や活動にかなりの悪影響を及ぼしている状況にあります。私たち『中皮腫サポートキャラバン隊(以下、キャラバン隊)』も現在はその影響で現在全国キャラバン隊活動や患者さんとの面会は自粛しています。

しかしながら、今状況でも全国に点在し、闘病を続ける中皮腫患者さんを励ませないかと考えた時、一つのアイディアが浮かびました。

共同代表の故・栗田英司氏が生前、キャラバン隊発足時において、「全国の長期生存者や元気な患者を見つけてインタビューしよう。そして一冊の本を作ろう」と、提案したことで全国の長期生存者や元気な患者さんを探して、全国行脚を始めました。おかげさまで、2017年6月『もはやこれまで』という著書を出版することができました。そして今回、この全国の長期生存者や元気な患者さんへZOOMを使ってのオンラインインタビューを企画しました。

キャラバン隊が発足してから多くの患者さんとお会いし、まだまだ長期生存者や元気な患者さんがいることが分かりました。そんな方々をこちらからピックアップしてお願いし、自身の闘病生活や治療、あるいは夢などを大いに語っていただき、全国の中皮腫患者さんの励ましや参考にしていただければと思います。中皮腫患者の症状や経過、治療法は皆さんそれぞれ違います。その中で似たような症状の方や考え方が共鳴されるような方もいると思います。大いに参考にして今後の治療や病気との向き合い方に役立てて欲しいと思います。

本日のゲストは北海道在住で『第1回ZOOMでインタビュー』のインタビュアー田中奏実さんと、兵庫県在住で『第2回ZOOMでインタビュー』のインタビュアー藤原妙子さんです。田中さんは、18歳で確定診断を受け、抗がん剤治療、片肺胸膜外全摘出手術をした後、放射線治療をしてから現在まで経過観察で12年目を迎えています。藤原さんは2016年に確定診断を受け、その後色々な方の意見を聞いたうえで、無治療という選択肢を選び5年間代替療法を中心に過ごされてきました。お二人とも仕事をしながら元気に日常生活を送られています。

中皮腫サポートキャラバン隊 共同代表 右田孝雄