更新日 : 2020年4月12日
公開日:2019年1月1日
中皮腫の方はヘルプマークをご存知でしょうか?
ヘルプマークとは、義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、妊娠初期の方など、外見では分からなくても援助や支援を必要とすることを知らせることで援助を得やすくする目的で東京都福 祉保健局が作成したマークです。
ヘルプマークを受け取るには?
私は市役所の障害者支援課で貰いましたが配布場所は各自治体により異なりますので自治体のホームページ等でご確認ください。原則としてヘルプマークを受け取るにあたり障害者手帳の提示等の必要はありません。
ヘルプマーク導入状況(H30.11月現在)
東京都・京都府・徳島県・和歌山県・青森県・奈良県・神奈川県・滋賀県・大阪府・岐阜県・栃木県・広島県・愛媛県・北海道・秋田県・島根県・兵庫県・静岡県・宮崎県・香川県・鳥取県・長崎県・三重県・長野県・富山県・佐賀県・愛知県・高知県・埼玉県・山形県・沖縄県・福島県(導入済32都道府県)
その他の都道府県については近日中に導入予定
ヘルプマークを受け取るにあたっての注意点
ヘルプマークは無償で配布されています。ネットオークションなどで高額で販売されていますが、それらの不正行為にはご注意ください。
ハート・プラスマーク
内部障害・内部疾患を示すマークとして「ハート・プラスの会」によって作成されたものです。内部障害とは現行の身体障害基準で身障手帳交付の受けられる、心機能、腎機能、呼吸器機能、HIVなどの疾患。内部疾患とは身障手帳の交付を受けられない内臓関係の難病や疾患。使用上の注意点としては、このマークは公的機関が定めたマークではないため法的拘束力はありません。
ヘルプマークやハート・プラスマークを見かけたら
外見では健康に見えても配慮や援助を必要とする方がいます。電車内では席を譲る、困っているようなら声をかけるなど思いやりのある行動をお願いします。
私達のような内部疾患者は見た目では分からないため、社会の方々に「見えない障害」を理解してもらう必要性があります。「理解してもらう」には「知ってもらう」こと。まずは自分の障害を知らせ理解を得ることが患者力を高める要因の一つにもなると思います。