新年のご挨拶
皆さま、新年あけましておめでとうございます。 昨年は、ご支援とご協力を賜り、心より御礼申し上げます。
昨年を振り返りますと、3月に患者や家族、遺族の心の支えであった右田孝雄さんが天国に旅立たれました。「中皮腫を治せる病気に」という強い思いを抱き、勇気と希望を届け走り続けた8年間でした。 その思いを引き継ぎ、6月には右田さんを偲ぶ会が盛況に開催され、多くの方々が右田さんへの感謝と想いを胸に集まりました。今でも「今を生きよう」と笑顔で励ます姿が忘れられません。
7月は中皮腫啓発月間として、省庁交渉、築地セミナー、沖縄セミナー、大阪セミナーといった活動が行われました。これらのセミナーでは、中皮腫治療の最前線で治療・研究を行っている先生方による講演が行われ、参加者にとって大変有意義な機会となりました。9月には日本石綿・中皮腫学会に参加し、10月には肺癌学会にも参加しました。今年最後のイベントとなりました「治療をあきらめない」をテーマにした博多セミナ-を開催し、多くの皆さまにご参加いただきました。
セミナーにご協力いただきました兵庫医科大学病院 橋本昌樹先生、国立がん研究センター中央病院 後藤悌先生、吉田達哉先生、下井辰徳先生、福田滉仁先生、希少がんセンター加藤陽子さん、琉球大学病院 増田昌人先生、古堅誠先生、産業医科大学病院 田中文啓先生ありがとうございました。 この場をお借りして御礼申し上げます。
本年度も全国の中皮腫患者・家族をつなぐ・励ますためのピアサポート活動に精進するとともに、 患者・家族・遺族が気軽に参加できる交流支援や、希望を持って暮らせる社会の実現に向けて努力してまいります。また、皆様に少しでも明るいニュースが届けられますよう誠心誠意努力してまいります。 本年も変わらぬご支援をお願い申し上げます。
皆さまの健康とご多幸を心よりお祈りし、新年のご挨拶とさせていただきます。
2025年 元旦 NPO法人中皮腫サポートキャラバン隊 理事長 平田勝久