悪性胸膜中皮腫を含む「肺癌診療ガイドライン」「患者さんと家族のための肺がんガイドブック」が2024年版が公開されました

特定非営利活動法人日本肺癌学会による肺癌診療ガイドラインの最新2024年版Web版が公開されました。NPO法人中皮腫サポートキャラバン隊理事の渡邊益孝さんが、ガイドライン作成委員会胸膜中皮腫小委員会外部委員として参加しました。

ガイドラインは、「本邦における肺癌患者,悪性胸膜中皮腫患者および胸腺腫瘍患者の予後の延長と生活の質の向上をめざして,これら疾患の診断や治療に関する推奨を明らかにし,日々の診療に役立てること」を目的としてます。(https://www.haigan.gr.jp/publication/guideline/examination/2024/jo/24002024ho00.html

2016年版から初めて悪性胸膜中皮腫診療ガイドラインが加えられています。

ガイドラインは、診療担当医師などの医療従事者を利用対象者としているので、患者、家族にとっては難しい内容かも知れません。この点、同学会では、『患者向けガイドブック「患者さんと家族のための肺がんガイドブックー悪性胸膜中皮腫・胸腺腫瘍を含む」2024年Web版と併せて利用いただきたい』としています。

肺癌診療ガイドライン~悪性胸膜中皮腫・胸腺腫瘍を含む~2024年Web版

『患者向けガイドブック「患者さんと家族のための肺がんガイドブックー悪性胸膜中皮腫・胸腺腫瘍を含む」2024年Web版

なお、ガイドライン、ガイドブックとも以下の通り書籍版も発行されています。

肺癌診療ガイドライン2024年版

https://www.haigan.gr.jp/publication/guideline/examination/

患者さんと家族のための肺がんガイドブック2023年版(現在、2024年版はWeb版のみ)

https://www.kanehara-shuppan.co.jp/books/detail.html?isbn=9784307204781&pc_mode_set=1